地熱発電

日本は世界で第3位の地熱資源量を誇る地熱資源大国ですが、これまでに導入されている発電所はまだまだ数少ないのが現状です。

風力発電や太陽光発電といった他の自然エネルギーを利用した発電方法は、発電できる時間帯が限られていたり、天候や季節によって発電量が大きく変動するという特性があります。

それに比べて地熱発電は一年を通じて一定量を発電できるという優れた安定性を持っているため、ベースロード電源となる再生可能エネルギーとして近年脚光を浴びています。

発電施設一覧

特徴

マグマの力で発電

地熱発電では火山地域の地下にあるマグマの熱エネルギーを利用して発電を行います。火山の下には浅部でも高温の「マグマ溜まり」があり、高温で周囲の岩石や水を熱し、「地熱貯留層」を形成することがあります。地熱発電はこの地熱貯留層から得られる蒸気などによりタービンを回して発電を行います。

しくみ

フラッシュ方式

地下でフラッシュ(減圧沸騰)した蒸気と熱水が混合した地熱流体から、蒸気を気水分離器で1回だけ分離し、その蒸気でタービンを回す方法。日本の地熱発電所のほとんどがこの発電方式を採用しています。
分離した後の熱水は還元井を通じて地下に返されます。

地熱発電事業開始までのプロセス

私どもは、地域の温泉・自然環境と調和する、長期にわたって持続可能な地熱資源開発の実現を志しています

地熱資源量調査は、地域関係者の皆様などと継続的な連携を図りつつ、ご理解を得ながら進めて参ります

調査結果から、次段階の調査を実施する場合には、改めて地域関係者の皆様などと協議を行い、ご理解を得ながら進めて参ります

  1. 地表調査(1年~2年目)

    地熱徴候を調べる

    • 地質、地化学調査
    • 物理探査
    • ターゲット選定
  2. 地下探査・評価(3年~5年目)

    地熱貯留層を確認する

    • 坑井調査
    • 噴気試験
    • 総合解析
  3. 環境アセスメント(6年~9年目)

    環境・法令を守る

    • 環境影響評価
    • 温泉影響評価
    • 許認可
  4. 建設(10年~12年目)

    地熱発電所をつくる

    • 設計
    • 建設
    • 試運転
  5. 操業(13年目~)

    地熱発電所の操業

    • 運用
    • メンテナンス
    • 貯留層モニタリング