インタビュー 秋田市建設部公園課佐藤様、工藤様

  • 秋田市「千秋公園」と再生可能エネルギーとのつながりを教えてください。

    秋田市向浜にあるユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社の木質バイオマス発電施設は東北最大級であり、主燃料となる木質チップを県内全域から調達されておられ、また、多数の見学があるとお聞きしております。

    そうした中で、あえてご見学を有料とされて、その全額を秋田市で管理する「千秋公園さくらファンド」に寄付をしていただけることになっております。

  • 秋田市民の皆さまと千秋公園とのつながりについてお聞かせください。

    千秋公園は秋田駅の北西700mの場所にあり、1602年に常陸から国替えとなった初代秋田藩主佐竹義宣(さたけよしのぶ)公が、翌1603年に自然の台地を利用して築城した久保田城の城跡です。

    1869年版籍奉還により、陸軍省の所管となりました。1890年には佐竹氏へ払い下げとなり、秋田市が本丸・二の丸を借受け市民に開放しました。1896年一旦秋田県に管理が移管され公園として整備されましたが、1953年に再び秋田市に管理が移管され、1984年佐竹宗家義榮(よしなが)氏の遺志により、公園用地として秋田市に寄贈されたことで名実ともに市民公園となりました。

  • 千秋公園のお名前の由来と千秋公園の桜についてお聞かせください。

    千秋公園の命名者は、秋田県出身の漢学者狩野良知(かのうりょうち)で、「千秋」の由来は秋田の「秋」に長久の意の「千」を冠し、長い繁栄を祈ったものといわれています。2008年に文化財として、秋田市の名勝に指定され、桜やツツジの名所として市民はもとより県民や観光客の皆さまに広く親しまれています。

    多くの樹木が公園内にありますが、その中でも特に桜に関しては、秋田市を代表する名所となっています。桜の開花時期には市内外から30万人を超える人々が訪れる観光の場となり、1992年には財団法人日本さくらの会の「さくらの名所百選」にも選ばれております。

  • 千秋公園の桜は1892年に、後の秋田市長となる羽生氏塾(はにゅううじなり)氏を総代とする「有終会」の寄附によって植えられた1,170本が始まりで、現在もその当時のものが多く残っていると伝えられています。

    秋田市では歴史ある園内の桜を次世代に伝えようと2000年度から桜の根回の土壌改良や施肥など、樹勢回復作業を計画的に進めてきた中で、「千秋公園の桜に役立てて欲しい」という寄附の申出を多くいただき、2008年度から「千秋公園さくらファンド」を創設しました。

  • さくらファンドの取り組みとこれからの期待は

    2008年度の千秋公園さくらファンド創設以来、2016年11月末時点で185件、約780万円の寄附をいただいております。創設以来、継続的に毎年寄附を下さっている団体に加えまして各年企業や個人から寄附を頂戴しております。この度は、ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社から、継続的に寄附を頂戴できることとなりました。

    多くの企業や市民の皆さまには、千秋さくらファンドの主旨についてご理解、ご協力いただき、千秋公園を桜の名所として次世代に伝えるとともに、秋田市の貴重な観光資源として、その魅力を広くアピールできるよう努めてまいりたいと考えております。